鈍感だから行動出来ない!?(警告の教育学)


毎日の中高生の指導の現場にあたると、生徒がしっかり取り組むかそうでないかは、あるひとつの事で、決まっていることに気づく。

それは、ずばり、

「臨場感」

そう、あることをリアルに想像出来るかどうかに決まっている。
そして、それは

「受験の合格発表日のその瞬間」


まさしく、これに尽きる。
受験で志望校に合格出来るかどうか?
まさしくそのために、日々一所懸命に勉強しているのが受験生なのだ。

でも、一部の子は、そんなことは重々承知の上でも、行動に移せない。
どうしても、身体が言うことをきかない。

朝勉強をしようとも、起きても二度寝してしまう。
やっても、すぐに飽きる、気付いたら別のことをしている、続かない、、

いつもスマホを持って動画を見たり、SNSで友達と意味ない会話をしたり・・・
そういうことばかりはしっかりする。

どうしても、本気になれない。
どうしても、やる気が起きない。

今、このような子には「警告の教育」をして、臨場感を得られるように、いろいろな手段で脳に刺激を与えながら、そして、そのイメージ(自分にとって良くない)が想像出来るようにするのが、僕の受験指導のひとつのテーマでもある。


今日、そんな中3男子とヒアリングをした。そして、いつものように、特殊コーチングを
進めていたのですが、彼は中3にしては精神的発育がちょっと遅目のため、今行動(勉強)しないで、リアルに本番で自分がどうなっているかが、容易に想像出来ない。

今、行動しなくてはいけないことは分かっていても、本気でそう思えないので、どこか自分に甘く、今の行動がとれないのだ。

しかし、これは、一般的に多くの中高生がぶつかる壁で、それがわからないまま本番を迎え、そして不合格になって初めて、自分が勉強を舐めていたことに気づく・。

気づくのは遅すぎるのか?
いや、それは、子どもが成長する過程で、さまざまで何ともいえない。

僕が、いつも思う事は、この大切な「気づき」を、もっと事前に、全員に、体感させられれば、どれだけ今の行動を改善出来るか、ということなのです。

そして、今日、朝のマインドセットで”警告の教育”について話した、その流れで、凄いことを閃いたのだ!


朝の話でこの話を熱心に聞く生徒たち


だったら、今、世の中で話題のVR(ヴァーチャルリアリティー)で、受験発表日の不合格をリアルに体験させたらどうだろう!?



「受験不合格VR」


そう、不合格シュミレーターなのです。今のまま、勉強しなかったら本番でどうなるかを、リアルに体感出来るVR!!
どうしても、自分の近い将来をリアルに想像出来ない子たちに、自分がリアルに受験に落ちることをはっきりと見せつけてあげるわけです。

これは、意地悪でしょうか?

僕は、まったくそうは思わない。
むしろ、現実を誤魔化してする教育よりもよっぽどマシだし本人のためになるはず。

不合格VRを体験する子は、このような光景を仮想現実に見るのだ。

 周りでは桜が咲いている、多くの受験者が合格しての歓喜の声。
 桜が舞う空間で、胴上げをしている人も・・
 大声で喜んで、泣いている人も・・
 そんな中、何度、掲示板を見返しても、自分の番号は無い・・・
 どんなに悲しくても、番号は無い・・
 そんな空虚感に血の気が引いた・・


恐ろしい”悪夢”が、恐怖のどん底をリアルに思い知らせてくれるように、「自分の不合格の現実」をヴァーチャルで味わい、冷や汗をかき、現実に戻る。そんな体験をした時点から、行動は大きく変わるはず。そう、これが出来れば不合格VRが人間を大きくいい方向に変えてくれるはず。

僕は、意地悪だなんて、まったく思わないのです。
起こるべく事を、リアルに知らせられない事の方が、どれだけ意地悪か。。。

真の教育とは、まさしく、本人に事の真実をリアルに体感させることに他ならないと
思うのです。感情や根性論では、これからは物事は語れない、何が起こるか想定出来ない世界が、もうやってきているのですから。

2011年に、現実に起こった東日本大震災と原発による、想定外の被害でも、
日本人は思い知ったはず。いつだって想定外は必ず起こるということ。

そして、北朝鮮事情を見ても、起こるはずの無い戦争だって、この日本ではいつ起こるかもわからない事態になっているのも現実。

そして、その想定外は、いい意味でも悪い意味でも、


いつでも起こるのだ


”起こるかもしれないという”感情レベルではなく、”必ず起こる”という必須だ。


これまでの一般的な教育では、マイナス面を積極的に見せる「負の教育」いうのは、(学校教育でも)避けられて来た。しかし、「ヤヴァイかもしれない教育=警告の教育学」をしっかりしていかないと、人間は変わっていけないとても鈍感な動物なのだと認識することです。


そして、人は得られる「メリット」より、失われる「デメリット」のほうが、感情が大きく揺らぎ、痛みを回避するために、行動に移せる性質があるのです。

VRを制作する企業や、開発者にぜひお願いしたいことがあります。

これから未来を生きるだろう中高生のためのに、ぜひ、

 不合格VR

を開発して頂きたいです。*
ぜひ、よろしくお願いします。

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*この企画を、KJ-educational lab.では、真剣に考えております。
ぜひ、関係者の方、この記事をお読みになって興味が有る方は、ご連絡下さい。
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このアイディアを思いついた時に、いろいろな点が一気につながってきた。
凄い場所があるんです!
まずは、ここに行ってみてこの企画を話してみようか。
テクノロジーカフェ・土浦

翌日、シンギュラリティーに行ってきました!
素晴らしい空間で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。



初めてVR体験をさせていただきましたが、VRも自分で作れるようなところまで身近になっていました。VRに関しても、店長の岩田さんに丁寧に説明して頂きざっと現在の概要を把握できました。本当にありがとうございます。



コメント

  1. いつも塾超の発想には 驚かされるとともに
    わくわく感が生まれます。

    受かるというほうのVRという 発想は無いのですね(笑)


    映像文化に慣れ親しんでしまった我々は、
    想像力が乏しくなってしまったように思います。

    塾超のいわれるように VRを使って
    仮想現実を見せられないと、なかなか
    臨場感をもって感じることが出来ません。

    見てしまったら、思わず悔しくて、残念で
    なみだがでてしまうよな VRが出来たら
    気持ちがなえる度に、見返して
    勇気を奮い立たせることが出来るかもしれません。

    ホメオスタシスに逆らって
    自らの意志の力で 自分をステップアップさせることのできる
    原動力にできるように感じます。


    ==
    善くないこと、自分のためにならないことを
    行うのは簡単である。

    善い事、自分のためになることを
    行うのはとても難しい。
    (ダンマパダ)
    ==
    VRで 悲惨な近未来をみせられたら、 
    善い事、自分のためになることを
    本気で出来るようになれるかもしれませんね。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  3. なるほど!
    不合格をバーチャルリアルで体験させ、行動を起こさせる。

    次元が違うが、例えば自動車免許の更新時の講習では、お約束の衝撃映像を見せられる。
    痛ましい(不謹慎な表現でいうと"グロい"⁈)死亡事故現場だったり、あるいは違反者講習で、さだまさしの「償い」をバックに、命の尊さ、犯した罪への償いを考えさせられる映像で、飲酒運転やスピード違反の抑制、啓蒙を促している。

    ふだん交通事故への意識が乏しい運転手には、大いなる効果があるのではないか。
    運転の際にはそういう映像がフラッシュバックし、気をつけようという意識になるだろう。

    今回の塾超の発想・・
    決して望まない"受験不合格"という未来予想図を、最新鋭のVRで体感させることで、それまで自堕落な日常をおくっていた高校生が、確かな意識改革、行動改革をするのではないか。

    こんな不真面目な生活してると受験受からないよなどと、どれだけ説いたところで心に響かない。ましてや行動が変わることはないだろう。それで済むならとっくに変わっているはずなのだ。
    しかし、リアリティなバーチャル映像を体感することによるその効果は計り知れないと思われる。
    まさしく"百聞は一見にしかず"である。

    ここまで書いて、ふと思った。
    昨今、ちまたに溢れるあらゆる食品には食品添加物が使われている。そういう食品を常食すれば数十年後には健康被害が訪れるという。また食品だけでなく多量の薬品が使われているシャンプー、歯磨き粉などもその蓄積で、やがては何かしらの弊害を受ける。

    仮にその人には訪れなくとも、その子どもに発症するという。
    何が原因か忘れたが、生まれた子どもが多指症、単眼症、無脳症などだ。

    こういうことも衝撃的VRで、食生活改善が期待できそうだ。


    少し懸念があるとすれば、その不合格体験で、例えば"トラウマ"、"勇気くじき"になることはないのだろうか?
    でもおそらく塾超のことなので、そんなことなど一蹴する理論を、すでにお持ちなのだと思う・・

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  4. 聡明館 SATOAKI ‘BOBBY' KOYAMA

    「確かにそうだった!」

    「人は得られる「メリット」より、失われる「デメリット」のほうが、感情が大きく揺らぎ、痛みを回避するために、行動に移せる性質がある。」

    自動車免許の更新の時に警察署で見せられるあのビデオ…
    …一時停止を、止まらずに通過しようとして、右から来た車と衝突!相手の運転手は死亡。こちらは交通刑務所へ。働き手を失った2つの家族は…みたいなところで元の場面に戻る。まさに寒気がするほどのVR!
    言い換えれば、かなりの脅迫!
    しかし、これの見た多くのドライバーは、少なくともその後しばらくは、
    模範的な運転手になる。交通事故による悲惨な目に会わないために。

    一方、勉強しない子への親の言葉!
    「あんたね!勉強しないと第一志望の県立高校に受からないよ!私立に行かせる金なんかないからね!」
    これもかなりの脅迫!
    しかし、子供は一向に勉強する気配なし!

    この違いこそ、まさに「臨場感!」

    もし、免許更新時のような、かなりリアルな「不合格」の場面がVRで出来るのなら、行動し始めることに大きく傾く可能性がある。

    だって、その場面を見せられたら、やっぱり怖いもんね!
    回避しようという本能が働くことは間違いない。
    懸念もある!
    このような、あまりにもリアルな場面を例えVRであっても見た子が、行動を引き起こす度を越えて、恐怖に打ちのめされ、全く固まってしまうことはないのか?

    今までに学んだことの中にあったが、脳は自分の思っていく方へ行ってしまうということから考えられるように、不合格へ向かっていってしまうのではないのか?

    この辺が妄想ならいいのだが、VR体験をさせてしまった後で、身近な塾長なり指導者がその後のフォローが出来ないようではいけない!

    教える側のその対処への学びは絶対に必要だ!

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  5. 今回もまた、驚かされました!塾超の発想は本当に素晴らしいです。

    受験へのモチベーションを高めるために、合格発表の瞬間を想像させることはありましたが、根本的なところから間違っていたことに気づかされました。

    人は得られる「メリット」より、失われる「デメリット」のほうが、感情が大きく揺らぎ、痛みを回避するために、行動に移せる性質がある。

    それにもかかわらず、中高生にマイナスを刷り込むことになってはいけないという間違った思いから、失われる「デメリット」は度外視していました。まったく逆の思考なのですね。

    もう一つの驚きは、「臨場感」です。
    子どもたちの感情に刺激を与える「臨場感」の重要性は河原塾の授業を見れば、すぐにわかります。ただ、今回のように、不確定な未来の出来事に、臨場感を持たせることはとても難しいことです。

    でも、それをバーチャルリアリティで体験させる。想像というレベルではなく、この仮想現実の体験は、間違いなく、子どもたちの感情を大きく揺さぶるでしょう。

    「不合格VR」が出来れば、いつまでも行動できないでいる多くの子どもたちを救うことができますね。想像しただけでも、わくわくします。

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  6. テクノロジーカフェのマスターこと岩田です。はじめまして。
    ブログ拝見させて頂きました。

    教育関係のVRだと、授業そのものをVRでやるというのはよく聞く話ですが、
    不合格のVR体験をさせるというのは聞いたことがなく、
    非常に面白いアイデアだと思います。

    教育を精神的な観点から見ている人ならではの発想ですね。
    教育関係だけでなく、VR関係から見ても斬新なアイデアだと思います。

    コンテンツ制作に関しては、
    簡単なものであればご自身で作ることもできると思いますよ。
    今度話を聞かせてください^^

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  7. 昨日の授業中、河原塾超がとんでもないことを言いだした!

    不合格シミュレーターをつくろう!


    なんと不合格シミュレーターとは!またまた奇抜な発想を!
    河原塾超の発明は今まで多々あるが、言ったことは毎回必ず実現している。
    不合格VRも数年後、KJの必須アイテムになっているかもしれない、そして、世の中にも出回るときが来るかもしれない。



    リアルな臨場感を持たせることが大切だということを、塾超はいつも言っています。
    なので、高校は楽しいとか、合格すると嬉しいとか、そういった臨場感を持たせてあげることで、「よし、勉強をがんばっていこう!」と言う感情を持つことが出来ます。


    ところが、今回の塾超の発想は「不合格VR」。
    不合格をバーチャルで体験させる。これは誰でも嫌な感情を持つだろう。
    でも、考えてみると、この嫌だと思う感情が、逆に勉強しないといけないというプラスの感情に変わるのかもしれない。そして、不合格は絶対にしたくない!という強力な感情になり、やる気のない子でも勉強をやってみようと思うかもしれない。


    何事もリアルな体験をすれば、それがすごく印象に残る。
    不合格をリアルに体験させるというありえない塾超の発想は、やる気のない子どもたちや、やる気があっても行動できない子どもたちに喝を与え、やらないと大変なことになるという気持ちを持たせることが出来るかもしれない。そして、それが子どもたちを救うきっかけとなるかもしれない。


    不合格VRが実現することを望みます。楽しみにしています!

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  8. 仮装現実を自由に作れる時代。
    そんなVR時代がいよいよ本格的に到来ですね。
    思わずキターーー!って感じ♪
    人は自分にとって重要でないことは見ないし、見えない。
    日々、現場で子どもたちと接しているとそれを痛切に感じます。
    まさに「子どもは100% 読まない。聞かない。動かない。」
    人が行動するには、自分のこととして、どれだけ”臨場感”を持てるかが大きな要素ですね。
    それが危機的なものであればあるほどいい。
    まさしく人は”体感”を通して学ぶことで、行動を起こしますね。
    不合格だからこそ意味がある。
    これは行動できない人間にとって強力な電気ショックとなること間違いないです。
    一般的には、VR=アミューズメント的な使い方に飛びつきがちですが、さすが塾超です。
    モノを見る目が違っていますね。
    やはり、これからの人間はこうした技術に奴隷として使われるのではなく、高い視点からいかに使いこなすかだと思います。
    それができれば、これまで誰も到達したことのない、先端技術のさらに上の次元へと登ることができると思います。
    KJで学んでいる子どもたちは、まさしくその第一世代ですね。
    これはワクワクします (^^)
    リアリティを感じさせるには"実体験"や"わかりやすいたとえ"を上げて、本人の行動を掻き立てるというのが一般的でしたが、これをブチ破る予感が。。。
    そんな匂いがプンプンしています。
    素晴らしい時代だ。
    机上の空論ではなく確実に実現しますよ。これは!
    塾超ありがとうございます!

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  9.  不合格シュミレーター「受験不合格VR」の開発だって!!?

    今のまま、勉強しなかったら本番でどうなるかを、リアルに体感出来るVRの開発構想。
    バーチャルリアリティVRも実社会でまさに実用段階に入ってきているとはいえ、これはすごい企画だ。これが実用化したら、本当に面白いと言ったら言い過ぎなのかもしれないが、とても刺激的。

     勉強をやらなくてはいけないことがわかっていても、多くの子は真剣に勉強できない、どうしても本気になれないものです。 大人でも、はっきりと自分のマイナスをリアルにイメージできないと行動できないもの。だから子どもが、やる気が起きないのがある意味普通のことなのです。

    そのような自分の近い将来をリアルに想像出来ない普通の子たちが、今のまま、勉強しなかったら本番でどうなるのかリアルに体感できるとすれば、

     仮想現実の世界で、
    ある新春の正午。周りでは桜が咲いている、多くの受験者が合格しての歓喜の声。それなのに自分の受験番号がない。本当の現実ならまさに絶対に見たくない悪夢。

     恐ろしい”悪夢”のような恐怖のどん底をVRでリアルに思い知らせてくれたらどうなることか。 いったい子どもが体験後にどう変化するのか、ぜひ見てみたい。

     河原塾超は、この大切な「気づき」を、もっと事前に、全員に体感させられれば、どれだけ今の行動を改善出来るかを、今回も本気で真剣に考えています。

    現代の閉塞感が漂う教育現場に革命を起こす予感すら感じられる。
    面白すぎる! ぜひ、早急に実用化できることを切に願います。


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  10. 高校受験が試験で選別されるシステムである以上、いつまでたっても行動しない生徒に対しては、その先にある自分をイメージさせるためにある意味カンフル剤的手段としての「不合格VR」は効果があると思われる。
    ただし、これが教育的価値を持つには、その生徒の「ではどうすればいいのか?」という問いに対しての解決策が具体的に提示されなければならない。
    ただ「勉強すればいい」というわけではないのだ。
    その点で、この「不合格VR」は、DRC(特殊コーチング)や確立した勉強法を持つKJだからこそ有効である、と言えるかもしれない。

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