2015年5月27日水曜日

あなたは、自分の作った物語(ストーリー)の中で生きている!

前回の、タイガストーリーで心の持ち方が大きく変わった人もいると思いますが、実は、毎年感動的なストーリーは、必ず起きているのです。

起こしているのは実はあなた自身!
習慣と継続(SK)が続いている人は、何らかの自らのストーリーを必ず創りだすものです。この塾空間には、あなた自身のストーリーを創れる空間があります。
今日はその空間の秘密を、塾超がちょっと真面目に話しているので、ぜひ、読んでみてください。

<塾超の思いを熱く紙面2Pに語りました。>

 
他所ではやっていない独自の指導法で確実な成長を !! 
1987 年の開設以来、30年近くにわたって子どもたちと真剣に向き合い、実践的な指導法を絶えず模索してきた『河原塾』。単純に点数を追い求めるだけの機械的指導を排除し、独自の指導法で子どもたち一人ひとりの自主性を育むことに注力している。現在では「KJ-アドバンス」などのweb授業も展開し、全国に多数の受講生を持つに至っている。本日は、そんな同塾の指揮を執る河原塾超に、村野武範氏がお話を伺った。 

■独自の指導法を展開し、子どもの真の学力向上に寄与する

村野 まずは河原先生の歩みから。

河原
学生時代は音楽─ 特にバンドに打ち込み、コンテストにも出場するなど活発に動いていましたが、途中からは作曲業に傾倒。ポップスを中心に、松田聖子さんや少年隊などにも楽曲を提供し、アニメソングも手掛けていました。

村野 それは本格的ですね。そんな先生が今日のような塾業界に入られた経緯と言いますと?

河原 生来、何事も上手くいったところで飽きてしまう性格でして(笑)、音楽もこの辺りがいいところかなと。そんな時、並行してやっていた学習塾のアルバイトに面白さを見出し、「塾をやってみよう」となったわけです。当時、マラソンの中山竹通選手がオリンピックでメダルを逃した際、「4位もビリも一緒です」とコメントしたことにひどく感銘を受けたんです。それに因んで「95点は0点と同じだ」というキャッチコピーを掲げて、当塾を立ち上げました。

村野 それはまた厳しいフレーズですね。普通なら大喜びの点数なのに。

河原 その5点に甘えるな、ということです(笑)。自分なりに考えて指導法や体制を構築しましたが、当初は「このぐらいは他所の塾もやっているだろう」と思っていました。
ところがある時、他所の塾の先生方からセミナーを頼まれてお話ししたところ、大変驚かれたんですよ。

村野 先生の教育方法が斬新だと?

河原 ええ。通常、塾も経営している以上は生徒数を増やすことに力を注がなければならないでしょう。しかし子どもの立場からすると、少人数で細やかに見てもらうほうが断然良い。ですから私はできる限り生徒数を絞り、一人ひとりの可能性を引き出す教育を行ってきました。 その話に共感して下さった先生が非常に多く、お陰様で現在は全国に『河原塾』の仲間が増えています。

村野 確かに少人数体制は子どもさんにとっては嬉しいでしょう。しかし経営面では、やはり厳しいこともおありでは?

河原 一般的にはそうなのかも知れませんが、私の場合はそんなことはありません。
必要のない経費を一切かけることなく、指導の質をもって子どもたちに最大限に還元しています。

■夜の勉強より数段勝る「朝学」で 大きな差をつける !!

村野 『河原塾』さんが支持される秘訣は、他にもありそうですが......。  

河原 私共が展開する取り組みの一番の特色は「朝学」です。「朝5時起床」を提唱し、学校に行くまでの約2時間を勉強に充てるよう呼びかけています。HP上で毎日6時から私が「目覚まし授業」を実施。 一人だとなかなか続かないでしょうが、周囲の子も皆で一緒に取り組むことで、自然と習慣付いていくんです。

村野 それは画期的だ! 朝はやはり夜よりも頭が働くと?

河原 夜3時間勉強している子よりも、朝30分勉強している子の方が成績が良いというデータが私共のもとに既にあります。冷静に考えてみれば自然なことで、 世界的に有名な企業の経営者など、成功者は皆、朝を制しているんですよ。

村野 確かに、よく伺いますね。しかし そうなると先生の生活も大変でしょう。

河原 誰かが指導者として前に立たなければ成り立ちませんからね。私も毎朝 4 時起きで、午後過ぎには眠くなります (笑)。ですが、絶対的な効果がある指導 法ですから、私もやり甲斐を持って取り組んでいます。

村野 実際に勉強を教える上で、大切にされていることなどはございますか。

河原 「叱らない、ほめない、教えない」 が当塾のキーワードです。叱ってもやる気は出ませんし、教えるということにも落とし穴があるんですよ。と言うのも、「教わる」とは実はとても受動的なことで、そればかりを繰り返すと、教わるだけの依存脳ができ上がってしまう。つまり、自分の力で問題を解決する力が失われてしまうわけです。だから私はやるべき課題を示すのみで、基本的には子どもが勉強するのを見守っています。
そして「ほめない」のは、ほめすぎることで子どもがほめられるのを待ち、ほめられるための勉強に終始するのを防ぐためです。子どもが難問を解決した時には、「君ができるようになって、嬉しいよ」と気持ちだけを伝えるようにしています。

村野 目からウロコなお話が満載です。 それでは最後になりましたが、今後の展望についてはいかがですか。

河原 私共のような塾はまだ少ないので、ネットを通じて全国に語りかけ、とりわけ「朝学」に関してはどんどん伝播させていきたいと思います。そして、その効果を実感してもらいたいです。

(取材/ 2015 年 3 月)


■After Interview
「いやもう、これまでに聞いたこともない『河原塾』さんの画期的な方針や指導法には、 驚くばかりですね。中でも「朝学」は、私も学生時代に戻ることができるなら是非試し てみたくなりました。「朝を制する者は人生を制する」と言いますが、早起きはなかな か難しいもの。けれど、皆と一緒なら自然と継続できる─ そのことを見出された河原 先生は見事というほかありません。今後のご活躍にも期待しています」 村野武範・談


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